猫と暮らす

食事のこだわり

猫ちゃんは、これまで接したことのない新奇な環境や体験などに対して不安や恐れを感じます。
環境の変化を好まないし、食べ物の変化も好きではないのです。

 

猫ちゃんは犬に比べて独特な食生活を送っています。
もともと、獲物の肉からタンパク質を摂取する肉食動物でした。
一方で、現在の猫ちゃんはその時とは大きく異なり、様々な食生活を送ることができるようになっています。
栄養面で猫ちゃんは高タンパク質の食事を必ずしも必要としているわけではありませんが、食事からのアミノ酸摂取量を、犬よりも多く必要としています。
肉食動物である猫ちゃんは、基本的にたんぱく質(アミノ酸)の含有量の多い食べ物だけを好み、その中でも「これは食べても大丈夫。安全なもの」と判断したもののみ口にします。
特に母親から与えられるものは絶対に安心という感覚があるため、その頑固な食へのこだわりや判断基準は、多くの場合で子猫時代に養われるのです。
猫ちゃんが決まったものしか食べない=長く食べ続けているものを本能的に選択し、フードを変えると食べなくなる?のも、そのためです。

 

どうしてそんなに敏感なのか?

猫ちゃんは食べるフードの形や大きさ、口当たり、食感などの変化に敏感です。
味覚が偏る前に様々なレシピのご飯を与え、いろいろなフードを食べることに慣れさせてあげるのが重要だと考えられています。
愛猫が喜ぶフードを見つけて、毎日、時には何年も食べさせ続けている人も多いと思います。
ただ、そうしていると購入できるフードが変わった際や、特別な食事を与えなければならない時に猫ちゃんが食べるのを拒否する恐れがあるのです。

獣医師や猫の専門家は、早い段階で猫の食事に変化を付けることを提唱しています。

猫ちゃんが食事に過敏になってしまう理由はたくさんありますが、ほとんどの場合は、キャットフードのあげ方を工夫することで改善できるでしょう。
しかし、きっかけもなく突然キャットフードを食べなくなった時には、獣医師に診てもらうべきです。
病気になると食事をとらなくなりますし、その予兆が命に関わる肝リピドーシス(脂肪肝)に発展するまで、それほど時間はかかりません。

猫ちゃんが理由もなく1日以上キャットフードを食べない時には、注意が必要です。

 




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嗜好に見る個性や野生時代の名残

猫の好みの大半は“匂い”で、嗜好性の多くは“子供時代”に養い、猫の魚好きは日本人の勝手なイメージであって、本来は“肉食”、食いつきは安心できる“環境”にも左右するということが分かりました。
こうした性質から、猫に「飽きる」という概念はなく、病気じゃない限り急に小食になったり食べなくなるのは、季節や天候、運動量と鑑みて“気分が乗らないだけ”ということがいえます。

「フードに飽きた?」と慌ててキャットフードを切り替えてしまうと、逆にその“変化”にストレスを感じてしまいますので要注意です。
猫=魚のイメージだけでイワシやサンマなどの青魚を与え続けると、黄色脂肪症(腹・胸部の脂肪が酸化し痛みや熱をもつ硬いしこり)を起こしてしまう危険もあります。

また、慣れ親しんだフードだからといって、必ず食べてくれるわけではありません。食事をとりまく“環境”も大きく影響します。
食べきれなかった分は残しておいて後で食べるという習性もありますが、できれば成猫の場合は食事は1日2回以上に分けて適量を与えるとよいでしょう。
一度にたくさん食べると消化しきれずに吐いてしまうこともあります。保護猫などの場合は注意して観察しながらご飯を与えてみてください。

場所が大事

猫ちゃんがキャットフードを食べたり水を飲んだりする場所とリターボックス(トイレスポット)は離れている必要があります。
なぜなら、猫が食べる場所と排泄する場所を遠ざけたいという欲求を持っているからです。

猫ちゃんは非常に清潔な生き物なので、それらが同じ場所にあると、食事と排泄のどちらかを拒否する恐れがあるのです。

また、食べ物のお皿と水のお皿も離れた場所に置くべきです。
猫ちゃんは汚れることを嫌うので、水源の近くに食べ物を置くことは猫の世界では基本的にない!のです。
キャットフードのあげ方を考える際は、食べ物皿と水皿を別々にし、常に清潔に保つ必要があります。
猫ちゃんは私たちと違い、他者と交流しながら食事をしません。
人混みの中、あるいは集団で食事をすることもありません。猫ちゃんの食事の場所は、家の中の静かな場所がいいでしょう。

複数の猫を飼っている場合は、それぞれの猫ちゃんにキャットフードをあげられるスペースを設けるべきです。
小さな子供や犬がいる家庭では、高さがあって猫ちゃんにしか行けない場所に食事スペースを設置するのが最良の方法だと思います。
猫ちゃんの食事スペースに人や他の猫ちゃんが入らないようにすることで、猫ちゃんに安心感を与えることができます。

キャットフードを食べてもらうポイント

猫ちゃんが食べ物にこだわりが強くても、時々ですが驚くような本能的な嗜好性を示すことがあります。
最終的には味・匂い・食感に対する猫ちゃん自身の嗜好性をコントロールできるようになることをめざして、まずは猫ちゃんの食事の時間をより楽しく、効果的なものにするポイントをご紹介します。

 

  1. 容器の選び方
  2. 与える分量について
  3. おやつの与え方
  4. 水分も大事

 

容器の選び方

猫ちゃんのひげは、自身が自分の周囲を探索したり、狭い隙間を通れるかどうかを測ったり、気分を教えてくれたりします。
なので、ひげが邪魔にならないお皿が必要です。
1日分のフードが入れられる大きめのお皿で、フードがこぼれない程度のフチの高さがあるものを選べば、猫ちゃんは食事中も周りを見ることができます。
粒やウェットフードが多少飛び散っても受けとめられるような幅広プレートを使ってみるのもよいでしょう。

 

与える分量について

室内飼いが主流となったためか、ペットの肥満は蔓延しているのが現状です。
猫ちゃんの理想的な体調を維持するためには、製品パッケージの裏面に記載されたフードの量・与え方に従っていただくことがとても重要です。
パッケージに記載された分量を最初の目安としてください。

あくまでも目安ですので、それぞれのペットが理想的な体調を維持できるよう、食事の量を調節すべき場合もあります。

 

おやつの与え方

猫ちゃんをしつける・・・または、猫ちゃんとの絆を深めたい時、おいしいごほうびを与えると効果的です。
ただ、おやつからのカロリー摂取量が、1日に必要なカロリーの20%を超えないようにしましょう。
猫ちゃんにおやつを与えたら、それに応じて食事を減らしていくのが大事です。

 

水分も大事

喉が渇いていることに気づかない猫ちゃんや、十分に水分をとれていない猫ちゃんは多いものです。
ウェットフードをあげることで、水分補給を確実に行えます。
ウェットフードは常温であげることが大切です。冷蔵されたウェットフードは香りを失い、猫はそれを腐った食べ物だと認識してしまいます。
フードを温めてあげることで受け入れられやすくなります。

 



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まとめ


好きなキャットフードをあげるときにも、意識して味や食感、形を変えてみましょう。
キャットフードのあげ方を変更する際には、胃の不調や拒否反応を避けるために、少しずつ変えていくといいです。
ドライフードの場合は、自由に与えるより1日2〜3回の小分けにしてあげた方が良いでしょう。キャットフードの鮮度が保たれ、肥満予防にもなります。
特定のキャットフードしか食べない猫ちゃんに困っている際には、少しずつキャットフードのあげ方を変えて、猫ちゃんのこだわりを徐々に和らげていくことが大切です。

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