猫と暮らす

最期にしてあげられること

どれだけ元気な猫ちゃんでも、生きている限りは人間と同じで最期の時は必ずやってきます
大切な家族である猫ちゃんの最期は考えたくないことですが、もしもの際は慌てないように猫ちゃんが死ぬ前に見せる行動を知っておくことが大切です。
病気や老衰で旅立つ時が近い猫ちゃんには、最期どんな様子が見られるのでしょうか。

 

猫ちゃんは生まれてから1年で人間でいう20歳程度になると言われており、その後1年で4歳程度ずつ歳をとっていきます。つまり、生後6か月までを子猫期、7か月〜2歳を青年期、3〜6歳を成猫期、7〜10歳を中年期、11〜14歳を高齢期、15歳〜が後期高齢期となります。人間は60際で還暦を迎えるのですが、猫ちゃんは11歳くらいで人間の60歳程度になり、高齢期に入っていきます。
猫ちゃんの寿命は平均15.03歳と言われています。しかし、食べ物や運動などの生活習慣によって異なるため、外で暮らす野良猫の寿命は3〜5年程度と室内で飼われている猫ちゃんとは大きな差があります。

 

高齢期の猫に気をつけること

猫ちゃんは11歳を過ぎると高齢期に入り、老化が始まります。猫ちゃんの場合は一年に4歳程度、歳を重ねていくためちょっとした変化を見過ごさないようにしましょう。

 

体重の変化

高齢期になると猫ちゃんも筋肉が落ちてきて、体重が減って痩せてくることもあります。しかし、食べているのに極端に体重が減ってきたというような場合は、病気からくる症状かもしれませんので、体重を定期的に計るようにしましょう。また、どのくらいご飯を食べているか日々確認しておくといいでしょう。

 

ずっと寝ている

猫は「寝子」と言われるほど一日の中でトータル12〜16時間寝て過ごすと言われていて、高齢期になると更に睡眠時間が長くなります
しかし、寝ている時間が極端に増えたという場合は、病気や痛みなどを抱えている可能性もあります。ご飯も食べず寝てばかりいるというような場合は、獣医師に相談するようにしましょう。

 

鳴き声がいつもと違う

「苦しそうに鳴いている」「大きな声で長時間鳴いている」「興奮したように鳴く」など、いつもと違う鳴き方をしている場合は、病気や痛みを抱えている場合もあります。鳴き声以外にいつもと違うところはないか合わせて確認し、異常な場合は獣医師に相談しましょう。
最期が近づくと鳴くことも困難となりますが、亡くなる前日や当日の最期に、なけなしのチカラを振り絞り、まるで「ありがとう」と言っているかのように鳴いてくれる猫ちゃんもいます。

 

  • 毛艶がなくなる
  • 寝ていることが多くなる
  • 吐きやすくなる
  • 食欲がなくなる
  • 耳が遠くなる
  • 認知症になる場合もある
  • 不安がって鳴く
  • おもちゃで遊ばなくなる
  • 目が見えなくなる
  • オシッコが近い
  • よだれが出る
  • ゴロゴロと喉をならす回数が増えた

 

 

最期の様子

呼吸が速くなる

猫ちゃんは下顎が下がり、口呼吸になります。
ハァハァ・・・と呼吸が速くなったかと思えば、その後再びゆっくりに。そして最期はそのまま「そっ」と息を引き取ります。この場合、あまり苦しまず安らかな様子で最期、亡くなる猫ちゃんが多いです。

 

歩行困難

少しずつ足腰も弱まり、フラフラした歩き方から少しずつに歩行困難になっていって、最期はほとんど寝たきりになります。
寝たきりになってもトイレは自力で行きたがる猫ちゃんが多いので、猫ちゃんの近くにトイレを設置し、トイレに行きたそうな様子でしたら、トイレ前まで抱っこして連れていってあげたりするといいでしょう。

 

痙攣、嘔吐

猫が最期に息を引き取る直前、身体が痙攣したり、場合によっては嘔吐をしてしまうことがあります。
苦しまないように看病してあげて、場合によっては病院に連れていってあげましょう。

 

脱糞、失禁

最期の死を受け入れた猫ちゃんであれば眠るようにゆっくり亡くなるのですが、中には抵抗をして頑張ろうとする猫ちゃんもいます。
そういった猫ちゃんは、苦しくて脱糞や失禁をしてしまうこともあります。
仕方ないことなので、怒らないであげてください。

 

水やごはんが食べられなくなる

猫はごはんが食べられなくなり、水も飲もうとしなくなってしまったら、もういよいよ最期が近いと思ってください。
猫が何も口にしなくなってしまったら、大体3日以内に息を引き取る可能性が高いようです。
その時は、飼い主さんも覚悟をきめましょう。

 

姿を消す

死期を悟ると、大好きな人を悲しませたくない、弱っているところは見られたくない、または涼しい所や安全な場所を求めてひっそりと姿を消してしまう猫ちゃんもいます。
見た目は変わった様子がみられなかったのに、ある日突然姿を消す場合もあるので、飼い主さんが気づかず、そのままになってしまうことも…。
猫を完全室内飼いであれば、その心配はありません。

 

最期を看れない時も

運良く猫ちゃんの最期を看取ることができれば良いのですが、亡くなる前兆に気づき、頻繁に様子を見て、長い時間側にいたりしても、タイミングが悪く目を離しているうちに亡くなっていた、なんてこともあります。実際、最期を看取ることができた飼い主さんは半分くらいしかいないそうです。
普段はそっけない猫ちゃんが、いつもと違う鳴き声で甘えてくる。こんな行動をするときの猫は、飼い主さんに甘えたい気持ちが高まっています。そして猫は死ぬ前もこのような行動を取ることがあります。
甘えた声で鳴いているからといってすぐに心配する必要はありませんが、明らかに普段と違った甘え方をする場合は、猫ちゃんの様子をよく観察しましょう。

 



感謝の気持ちを伝えるペット葬儀

猫が死ぬ前にみせる行動や変化

猫ちゃんに最期とみられる症状が出てきた場合は、何か猫ちゃんのためにしてあげたいと思うのは飼い主様なら当然のことです。
しかし、何をしてあげればいいか分からないという方がほとんどだと思います。

 

たくさん甘えてくる

猫は死ぬ前になると悟ったように、甘えてくると言われています。
寿命が短い猫ちゃんがいつも以上に甘えてきた場合は、優しく甘えさせてあげましょう。

 

ご飯も水も飲まない

死ぬ前はほとんどの猫ちゃんは食欲がなくなります。また、水も自力では飲めなくなるため、脱水症状になってしまうこともあります。
行きつけの獣医師に相談して、必要であればスポイト等で水を飲ませてあげましょう。

 

心拍数の減少

猫ちゃんに死が近づいてくると、心拍数が減少していきます。猫の胸に耳を当てて音を聞いてあげましょう。

 

体温が下がる

 

猫ちゃんの死が近づくにつれて、体温がだんだん下がってきます。
体温が下がっている状態のときに食事を与えると、嘔吐してしまう場合があるので気をつけましょう。

 

  • ご飯を口から食べなくなる
  • 水を飲もうとしてもむせる
  • 押し入れに隠れる
  • 目やにが多くなる
  • 喉をゴロゴロ鳴らさなくなった、もしくは異常にゴロゴロと喉を鳴らす
  • 急に痩せる
  • 毛繕いをしない
  • 寝たまま起きない
  • 息が浅くなる
  • 歩けなくなる
  • 意識がなくなる
  • 失禁する
  • 痙攣や麻痺
  • 体温が下がる
  • ヒンヤリした風呂場で寝る

 

特にヒンヤリした風呂場に行くのは猫の命は長くない証拠です。

 

死ぬ前に飼い主さんに見せる行動

いつもは隠れたりしない猫が、押し入れや家具の隙間などの目立たない場所に入り込もうとしている、または部屋の中をうろうろして隠れる場所を探している。
このような姿も、猫の死ぬ前に現れる行動の一つです。このように姿を隠そうとする行動にも、理由があります。
猫は本来、野生の動物です。死ぬ前の猫は弱っているため、敵に襲われたとしてもそれに対抗する体力がありません。このように隠れる場所を探すのは、猫が弱ってしまった自分の身を守るためにしているのです。

猫の最期を看取る

1日でも長く生きてほしい、そう思うのは飼い主さんであれば当然です。
しかし、病院のケージの中で1人ひっそりと最期を迎えるより、今まで育った場所で大好きな家族と過ごし、最期は安らげる匂いに包まれながら亡くなる方が、猫ちゃんにとっては嬉しいのではないでしょうか。できれば自宅に引き取り、限られた時間をなるべく一緒に過ごしてあげてほしいと思います。

 

猫ちゃんの意思を尊重する

いくら体調が良くなくても、構ってほしい性格の猫ちゃんと、ほっといてほしい性格の猫ちゃんがいます。猫ちゃんのそばを離れると鳴いて寂しがる子であれば、できるだけ一緒にいてあげて部屋の隅や狭い場所に移動し、1人で過ごしたそうであれば、できるだけそっとしておいてあげるのが良いかもしれません。

 

体温を下げる手助けをする

最期、亡くなる前は体温が下がっていくので、温めてあげようと湯たんぽを用意したり、タオルを猫の身体にかけたりする方もいると思いますが、それらを嫌がる猫ちゃんもいます。嫌がる場合には無理に強要しないようにしましょう。
温めるのを嫌がるのには理由があり、体温が下がっている状態の時に逆に上げようとすると、その分余計な体力を使ってしまうのです。

回復の見込みがある場合は温めてあげる方が良いです。

死期が近く、いつ息を引き取るか…という時は、かえって保冷剤やひんやりマットなどで体温を下げる手助けをしてあげた方が、猫ちゃんはラクに過ごせるようです。

 

抱いてあげる

最期が近そうな様子がみられたら、寂しがりな猫ちゃんであれば是非、最期は抱っこして看取ってあげてください
あまり構ってほしくない猫ちゃんでも、膝や手を枕にしたり撫でてあげたりして、できる限り触れてあげると良いと思います。
天国へ旅立っても、大好きな飼い主さんのぬくもりを忘れないことでしょう。

 

笑顔で声をかける

今まさに旅立とうとしている猫ちゃんを前に、笑顔を作るのは辛く困難なことと思います。
でも、一瞬でも構いません。猫ちゃんが安心できるように一番見たいであろう、あなたの笑顔を最期に見せてあげましょう。
そして名前と「ありがとう」「よく頑張ったね」と声をかけてください。

 

愛猫のために出来ること

  1. 優しく撫でてあげる
  2. 声をかけてあげる
  3. 猫さんが食べたいものを与えてあげる
  4. 無理に食べさせない
  5. 側に居てあげる

 

 

愛猫が亡くなってしまった後は、「あの時ああしていれば・・」「こうしてあげたら良かった・・」など、少なからず後悔は出てきます。猫を看取ることができなかった場合には余計にその想いは強いでしょう。
猫ちゃんは飼い主さんに感謝をし幸せを感じながら旅だったはずです。ペットロスになり、悲しい・寂しいと落ち込むことは全く悪いことではありません。ゆっくり時間をかけて心の整理をつければ良いのです。
猫ちゃんの生を受け入れたのと同時に死を受け止めるのも飼い主としての役目だと思います。
無理な延命をすればするほど痛みが増していくので治療の止め時を獣医さんと相談したほうがいいです。

家で看取るべきか、病院へ連れて行くべきか

ここまで死期が近づいているサインとなる猫ちゃんの行動について、確認してきました。
猫ちゃんの死を考えるとき飼い主さんが悩むのは、猫ちゃんの最後を家で看取るのか、それとも病院へ連れて行くかという問題ではないでしょうか。

 

慌てないようによく考える
自分たち家族と暮らした思い出のある自宅で看取るのか、最善の医療を尽くして看取るのか、どちらを選ぶのかは飼い主さんによって異なります。
ご家族もいる場合は、家族で猫ちゃんの最後の看取り方について話し合っておくとよいでしょう。あらかじめ看取り方を決めておくことで、猫ちゃんとの悲しいお別れもなるべく後悔のないかたちで迎えることができるはずです。
家族で相談しておく以外にも、もしもの場合に備えて、相談する獣医さんを決めておくのも大切です。
緊急の時もすぐに見てもらえる獣医さんが近くにあれば、猫ちゃんの看取り方について獣医さんへ相談することも可能でしょう。

 

最悪の場合
回復の見込みがまったくなく、苦痛を除去・緩和することも限界に達して、ただ「最期のときを待つのみ」という場合には安楽死という選択もあります。
たとえば、悪性腫瘍や腎不全の末期で、呼吸困難やけいれん発作を繰り返し起こしているような状態であれば、獣医師から安楽死の話があるかもしれません。
「1日でも1秒でも長く一緒にいたい!」という思いと「苦痛から早く解放してあげたい!」という思いがあるでしょう。
もちろん、すぐに決める必要はありません。
安楽死の手段は動物病院によっても多少の違いがあるので、その手順や自宅への往診は可能かなど、不安に思うことがあればきちんと説明を受けておきましょう。
最終的には猫ちゃんの「意思」を尊重して、家族全員で話し合った上で、猫ちゃんのことをいちばんわかっている飼い主さんのする選択が、猫ちゃんにとっても一番よい選択なのです。「自然な死」を迎えさせてあげても、安楽死を選んだとしても、最後まで猫ちゃんに寄り添ってあげることが大切だと思います。

 

供養について考える
心を込めた猫ちゃんの見送り方として、猫ちゃんの供養について考えておくことも大切です。近年ではペットの供養を引き受けている業者もあるので、そういった業者のプランを調べておくこともできます。
猫ちゃんの看取り方を決めるときに供養についてもある程度考えておけば、猫ちゃんにもしものことがあっても落ち着いた最後のお別れができるかもしれませんね。
猫の死ぬ前のそれぞれの行動には、理由があります。猫の体調不良を見極めるためのいくつかのサインを確認し、わかりづらい猫の体調を知る手がかりにしていただけたらと思います。

ペットロスの悲しみの乗り越え方

大切な家族の一員であるネコを看取ったり、そうでなくても、なんらかの事情で手放さなければならなくなったとき、喪失感に襲われて、しばらくの間はなにもする気が起きない日が続くかもしれません。

 

ネコがいなくなってから、小さなネコがどれほど大きな存在であったのかに気づかされます。ネコに対する思いは一人ひとり異なり、そのネコと飼い主との関係は世界に1つしか存在しません。

 

 最愛のペットの喪失(ペットロス)による悲しみの感じ方も一人ひとり違いますが、ネコとの心のきずなが強ければ強いほど、深い悲しみからなかなか立ち直れないこともあります。悲しくてなにも手につかなくなったり、眠れなくなったりすることもあるでしょう。誰かに怒りをぶつけたり、「あのとき、ああしていれば……」などと後悔の念に駆られて、自分のことを責めたりすることもあるでしょう。

 

しかし、命が尽きるのは誰のせいでもなく、命が尽きる日は(ネコにかぎらず)誰にでもかならずやってきます。

 

大切な家族の一員がいなくなれば悲しいのは当然です。泣きたいときは思いっきり泣いて、ネコの死を受け入れて、自分なりにネコとしっかりお別れすることが大切だと思います。

 

見るのがつらければ、しばらくの間は写真や思い出の品をしまっておいてもよいでしょう。あなたがネコと一緒に過ごした楽しい幸せな思い出は、あなたの心の中にしっかりと刻み込まれています。
理解を示してくれない人がいても気にすることはありません。ネコとの思い出を共有する家族や友達と思い出を語り合うのもよいでしょう。あるいは、インターネットのペットロス掲示板で、愛するペットへの想いをつづったり、ペットを亡くした人々の間でいつしか語られるようになった「虹の橋」という詩を読んでみたりすることで、少しは気持ちが楽になるかもしれません。
日を追うごとに悲しい気持ちや後悔の念は薄れ、心にぽっかり空いた穴は、愛ネコとのたくさんの楽しかった思い出が埋めてくれるはずです。たくさんの写真の中からいちばんお気に入りの写真を選んで、愛ネコの写真に向かって「今までありがとう」と言う、やさしくて穏やかな気持ちになれる日がかならずやってきます。そのときは、あなたの最高の笑顔を見せてあげてください。ネコもそれを望んでいるはずです。

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