猫と暮らす

用意するもの

猫ちゃんと一緒に暮らすとき、一体なにを用意すればよいのでしょうか。
迎えるまでに、どんなものをどのように備えておけばいいのかをご紹介します。

 

最低限、以下のものは用意しておきましょう。

  • キャットフード
  • 猫用食器
  • トイレ
  • 猫砂

トイレの準備
猫ちゃんのトイレは、一般的にトイレ本体と「猫砂」と呼ばれる砂をセットにして使います。トイレ本体には、ノーマルタイプの他に、システムトイレやおまるなどがあります。
砂の種類は大きな粒から小さな粒まで何種類かあり、素材もさまざまです。いくつか試してみて、自分が飼っている猫ちゃんの好みを確認しましょう。
システムトイレは、猫砂とボード状になったシートの二段式になっているものです。おしっこが一段目の猫砂を通過して二段目のボードに染みこむので、猫砂の汚れが少なく、衛生面で安心できるタイプといえます。

トイレは使い勝手によって好みが分かれる物ですので、よく考えて選んでみましょう。

猫用食器
飲食のための器は、大きくステンレス製、プラスチック製、陶器製に分かれます。食事の際にひげが引っかかってしまうことがあるので、どの素材の場合でも、余裕のある少し大きめのものを購入しましょう。ひっくり返されにくいようにある程度の重みがあるものを選んでください。また、深めのものだと餌が底に残り食事がしづらいので、浅めのものを選ぶと最後まで快適な食事ができます。

 

併せて揃えておきたいもの

  1. キャリーバッグ
  2. グルーミング用品
  3. 爪とぎ
  4. おもちゃ
  5. キャットタワー

キャリーバッグ
病院に行く時や一緒に外出をする時にはキャリーバッグに入れて移動します。猫ちゃんの身体の大きさに合ったサイズのキャリーバッグを選んであげましょう。
万が一、災害にあった場合でも避難をする際に必要となるので、必ず一つは用意しておきましょう。

猫ちゃんにも性格の違いがあり、人なつこい子もいれば、人見知りな子もいます。人見知りな子は、知らない人に会うことがストレスになるので、自宅に来客があるときは、あらかじめキャリーバッグにいれておいてあげるとよいでしょう。

グルーミング用品
グルーミングは、猫の毛球症や皮膚病予防のために行いたいケアの一つです。長毛種には必須ですし、吐く回数を減らせるためにも必要になります。
小さな頃からグルーミングに慣れさせておくことが大切なので、まずはブラシなどを用意して、遊びの中で慣れさせてあげましょう。

 

爪とぎ
ハサミタイプ、ギロチンタイプ、ニッパータイプなどがありますが、そこまで大きな差はないので飼い主さんが使いやすいものを選ぶのがベスト。ただし、猫によっては爪切りが嫌いな猫もいます。その場合は爪切りをすぐに終わらせることができるギロチンタイプがお勧めです。

 

おもちゃ
好奇心旺盛で遊び好きの猫は、遊び道具のおもちゃが必需品です。追いかけたり、噛んだり、さまざまな種類のおもちゃが市販されているので、好みのおもちゃをいくつか選んであげましょう。

 

キャットタワー
猫は上下運動を好むので、必要に応じてキャットタワーを用意してあげるのもいいでしょう。ただ、キャットタワーを用意してあげるのは、ある程度高いところに安心して上り下りできるようになってからにしましょう。

高いところに登れても、落下する危険性があると思われる時期には、キャットタワーの設置は控えるようにしましょう。

 

室内の環境を整える

私たちにとっては何気ない物が、猫ちゃんにとってはとても危険だったりします。
一緒に暮らす猫ちゃんが快適に過ごせるよう、危険な物は取り除いて、お気に入りの家具など、傷つけられたくないものは事前に工夫をしてきましょう。

 

危ないものを置かない
猫ちゃんは思ってもいないものをおもちゃにして遊んだり、口にしたりします。たとえば電源コードは、猫が噛んで遊ぶことが多いもののひとつです。かじっているうちに感電する危険があるので、コードカバーなどでコードを覆ってしまうなど、工夫をしましょう。
部屋の中で害虫の駆虫剤を置きっ放しにしていませんか?床に食べこぼしているお菓子はありませんか?駆虫剤に含まれている薬剤はもちろん、チョコレートや、キシリトール入りのお菓子も猫にとっては有害です。
また、観葉植物も猫が口に入れたら中毒になるものがあります。ユリ、シクラメン、ポトスなどの観葉植物は、猫が囓ったりしないように置く場所を移動しましょう。意外とビニール袋が好きな子もいます。かじっているうちに、食べてしまうことも。消化できない物を食べると、腸を傷つけることがあるので、口にして危ないと思う物は、棚の中にしまうなど、猫の生活圏に放置しないことが大切です。

 

部屋を傷つけないために
猫ちゃんには爪をとぐ習性があります。市販の爪とぎで満足する子もいれば、部屋の壁やドア、ふすま、ソファが好みの猫もいます。
感触がいいと市販の爪とぎには目もくれず、革張りのソファをガリガリしたり、お気に入りの壁紙を楽しそうにザクザク引き裂いたりするのですが、あくまでも猫の習性なので、「ダメ!!」と叱るよりも、飼い主側で防止策を考えておきたいものです。

 

最初に考えたいのが次のように爪とぎの置き方などを工夫してみることです。

  1. 家の中に数個所設置する。
  2. 猫の好みの材質のものにする(段ボール、麻、木など)。
  3. 爪とぎの向きを変えてみる(縦置き、横置き好みがある)。
  4. 床に直置きにするか、壁に立てかけるのか、好みを探ってみる。

いずれを試してみても、どうしても爪とぎをしてほしくない場所にしてしまう場合は、爪とぎをさせたくない場所に「保護シート」を張ったり、「爪とぎ防止スプレー」を吹きかける方法があります。匂いを嫌ってスプレーをかけた箇所に近づかなくなるので、爪とぎ防止に役立つでしょう。

 

一人暮らしでの飼い方
一人暮らしの方が猫ちゃんを飼う場合、仕事や通学のために猫だけで留守番をさせる機会が多いかもしれませんが、その際は猫ちゃんが留守番中に事故に合わないよう、気をつけましょう。
猫ちゃんは好奇心が強く、悪気はなくても危険な場所に近寄ったり、触れてはいけないものにイタズラをするかもしれません。猫ちゃんだけを置いて家を空ける際は、近寄ってほしくない場所はドアを締めきったり柵を立てたり、誤飲や怪我につながりそうなものは出しっぱなしにせず猫ちゃんの手の届かない場所にしまうなど、工夫してあげてください。

かかりつけの獣医さんを決めておく

ネットなどで獣医さんの情報や口コミを集めて、かかりつけの獣医さんをピックアップしておきましょう。

猫の体

猫ちゃんは、素早く高いところへジャンプしたり、まん丸くなって鍋に収まったり、野生時代から進化させてきた高い身体能力を持っています。
一瞬で獲物を捕える瞬発力、不安定な木の上で身を潜めるバランス感覚など、野生時代から身体能力をとぎすませてきた猫。その過程で柔軟な筋肉や骨格を得て、華麗な身のこなしができるのです。
体長の5倍のジャンプ力といわれ、腰から後ろ足、かかとまでの骨格をバネにして、体長の約5倍の高さまでジャンプすると言われます。猫が高く跳ぶのは、高いところにいる鳥などを狩っていたからとか。
バランス感覚に優れているのは野生時代に、木の上で休息したり獲物を狙って潜んでいたため。幅3〜5cmもあれば、多少足場が悪くてもラクラク歩けるそう。人よりも背骨の数が多く、それらをつなぐ関節もとても柔軟。そのため人ではあり得ないくらい、体をねじったり丸めたり、狭い隙間に入ってしまったりするのです。

 

視力
人間で言うと0.3くらいの視力で輪郭がややぼやけて見える程度です。
しかし、光の感度は人間の6〜8倍で真っ暗闇の中でも難なく行動できるて、動体視力もバツグンに良いです!

 

嗅覚
母猫の乳首を探るため、生まれた時から発達していると言われています。
他の個体のニオイに敏感で、人間には感知できない猫特有のニオイで世界を作り上げているようです。

 

味覚
人間より鈍いものの、甘い、苦い、酸っぱいなどは分かるようです。
「ちゅーる」のようなおやつの味は好きなようです。

猫になめられるとザラザラするのは、舌の表面に糸状乳頭という突起が生えているからです。

 

聴覚
猫ちゃんは非常に耳が良く、微細な低周波から9万ヘルツ以上の超音波まで聴こえているそうです。
耳には20以上の筋肉があって、音のする方向へ自由自在に動かすことができる。
これによって事前に危険を察知できますけど、気になる音が聞こえると警戒しすぎる時もあります。
飼い主さんの音や声も分かるとか。

 


生後3〜4週で犬歯から生え始め、8週目には上下20本が生え揃い、3〜4か月から永久歯に生え変わる。全ての歯が尖っていて、肉を引きちぎるのに適しています。
できれば、歯磨きになる物を与えてあげましょう。

 

ヒゲ
ヒゲの根元には神経が集中し、風向きの変化などをキャッチするアンテナの役割をしているとされています。
ヒゲに異物が当たると反射的にまばたきが起きるとか。

ないとバランスが保てなくなるので、間違っても絶対に切ったりしてはいけません!

 

肉球(にくきゅう)
役割はクッション&発汗です。
猫ちゃんの体は、汗が出る汗腺がほとんどありません。汗をかくのは肉球と鼻だけです。肉球の汗は、滑り止めの役割があると言われています。

 

しっぽ
猫ちゃんのしっぽはバランスをとるだけではなく、感情表現や気持ちを伝える役割があります。
尾を支えている18個の尾椎(びつい)と、しっぽを前後や左右に動かすための4個の筋肉、そして、細かい動きをする時に使う8個の筋肉から構成されています。

 

知能
人間で言うと2歳児くらい。本能や欲求をつかさどる大脳辺縁系と、平衡感覚や運動能力をつかさどる小脳が発達している。猫は犬より知能が低いと思われがちだが、犬のように命令を聞く習性がないだけで、脳の発達具合は大差ないとされています。

猫ちゃんは、私たち人間よりもずっと早く年を取っていきます。哺乳類ではどんな動物も種類にかかわらず、一生のうちに打つ心拍数は決まっていて、人間よりも心拍数の早い分、寿命が短いといわれています。一緒に暮らす猫ちゃんの年齢を知っておくことは体調管理のうえでも大切なことです。
猫ちゃんの細かい年齢のとらえ方にはいろいろあり、食事、生活環境、猫種、飼い主の意識などにより個体差があります。下表は一緒に暮らす猫ちゃんの年齢のおおよその目安です。

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